2003年10月6日

2003年 第17回定例観察会

カワウの大編隊。これだけの数が一度に食事をしたら恐ろしい。糞もすごいだろう。

 個人的なことを申せば、9月は一度も双眼鏡を覗かなかった(いや、木星を見るのに覗いたか)。
久方ぶりの定例会も雨なので本来中止なのだが、念のため集合場所へ行くとS木氏がいた。今日は無理ですかねと会話しているうちにk沢さん、S賀さんが来たので4人で出かけた(何故かSが多い)。雨で虫が飛ばないせいか、お目当てのノビタキも姿を見せず、モズの声だけが聞こえる。それにしても、鳥を見ていないと、名前が出てこないのはなさけない。1時間ほど土手から周辺を見回す。鳥がでないので、いつの間にか世間話になってしまう。と、そこへ西の方から大群がやってきた。カワウだ。200羽近が編隊を組んでいるだろうか。多すぎるためか、飛び方が上手でないせいか、編隊はみだれて、雁のようにカッコよくない。そこがまたカワウっぽくていいが・・・。

 カワウは河川ばかりでなく東京湾あたりでアナゴやハゼも獲るらしい。ところが冬になると餌の魚たちが沖合いに移動するため、別の餌場を求め埼玉あたりまで出稼ぎにくる。最近は漁業への影響、糞公害などの被害も見逃せないものがある。「ウ」も駆除の対象になってしまう。そう思うと、西から来て東へ向かったのは、どこから、どこへ向かうのか気になる。こはるが池にでもいたのだろうか。
柴田敏隆氏によれば「ウ」は「リンの運び戻し屋」だという。「ウ」のウンコはどちらかというと尿に近く、大量のリン酸、尿酸を含んでいるすばらしい肥料だ。リンは動物の生存に不可欠な元素だが、二酸化炭素や窒素のように大気として循環しにくく、海へたまる一方なのだ。海にたまるリンはプランクトンや魚によって回収され、それを鳥たちが陸へ運ぶ。「ウ」はかなり魚を獲るらしく、その意味での貢献度は高い。ペルーではウの排泄物が堆積してできたリン鉱石(グアノと呼ぶ)を輸出して外貨を稼いだとか。日本でもかつて集団生息地に砂やむしろなどを敷き回収し、肥料として売ったそうだ。知多半島ではそのため「ウ」を保護していたが、今や肥料のリン酸塩は化学合成され、「ウ」の世話になることはない。我々も魚を食べて、リンを循環していると思われるが、水洗トイレにながしてはだめだそうだ。昔のように肥やしに使わなければ、「ウ」には及ばない。人間は不明だが、それぞれの生物が地球で果たしている役割があるんだ、と合点したのでした。<s>

参考文献「カラスの早起き、スズメの寝坊」柴田敏隆著(新潮選書)

開催: 10月 6日(日) 天候:小雨  気温:並 風:弱
集合:7:00   解散:8:10   観察時間 7:10~8:00
場所:樋之口橋(越辺川)
参加:4名             
結果:<8種類>
ハシブトガラス ホオジロ ヒヨドリ アオサギ  セッカ キジバト モズ カワウ

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2003年3月23日

赤青黄色そろい踏み。年度末総決算。

2003年 第6回定例観察会

今年は春がゆっくりやってきているようです。昨日もかなり寒いので黒山三滝の定例会は心配でしたが、本日は良好。暖かくなる兆し。花粉症の方にはお気の毒な天候で、そのため参加者が少ないのでしょうか。十人足らずだったのですが、初参加のIさん、Oさんがすでに三滝の駐車場に待っていました。キセキレイが元気に鳴いています。「思ったより太っている」という感想が聞かれ、そんなこと考えたことなかったので新鮮でした。ちょっと行くと、藪の当たりにベニマシコ登場。きれいな紅色です。この付近は杉の植林が多いので、藪のような場所は木や蔓の実があり狙い目です。そこが日溜まりだったりすると最高です。渓流周辺を丁寧にみていくと、さっと黒いものが移動。ミソサザイ登場。周囲に馴染んでしまって見つけにくいですが、ピンと尾を立てて枯れ木にじっとしています。参加者一同じっくり観察できました。ミソサザイも結構まるまるしていました。春をつげるにはまだ寒いのでしょうか。みなさんかなり期待しましたが、囀りはお預けでした。三滝までくると、はるか上の方でマヒワが群でアッチこっち移動しています。彼らは杉の実をつついています。日当たりのいい杉は花粉が満開ですが、まだ開いていない実は盛んにつついています。しかも、オスメスで黄色の濃淡が異なり、個体差もあって、1羽ずつチェックするとおもしろい。K村さんのように「ベニヒワ」チェックをするとさらに濃厚な時間が過ごせるようですが、数が多すぎました。一同首がいたくなるまで堪能し、戻ろうとすると、マヒワたちは川側の木にやってきて、浅瀬で代わる代わる水を飲みだしました。双眼鏡を水平より下にしてマヒワが見られるなんて、なんという大サービスでしょう。上を見すぎたので、首の運動に気を利かせてくれたようです。
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2003年1月12日

復権越辺川(おっぺがわ)・・・越辺川を愛でよう

2003年 第1回定例観察会

 今年もここから始まります。ここ10年、この橋をはじめ、河川改修工事等がずっと続き、越辺川周辺の環境は本当に変わりました。しかし、この2,3年でむき出しだった護岸もようやく落ち着き、馴染んできたようです。橋からみる朝日や、外秩父の山並み、富士山といった風景は、新春の定例会に実によくマッチしています。もう一つグッドニュースは、越辺川周辺の禁猟区が広まり、本当に静かで、安全になったということです。スポーツ少年団やジョギング、散策等多くの人が安心して活動でき、越辺川に親しめるようになったわけです。鳥獣保護員の鈴木氏をはじめ、行政や関係機関の努力に感謝です。
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2002年12月8日

高倉八幡神社と八十八カ所巡り・・・心身の浄化に最適。

2002年 第19回定例観察会

寒い、寒い新企画。前日の雨が少し残っていたので心配でした。何が出るか、担当者も不安なまま、とりあえず八幡神社入り口に車をとめ神社へ。樹齢約600年といわれるイチイガシの大木に、まずは挨拶。その堂々としたたたずまいに参加者一同しばし見とれていました。(高さ約20m、幹の太いところは約5m。町指定天然記念物となっている)。シーンとした境内ではジョウビタキの声がよく通っていて、普段雑音が多い生活をしているとこの静けさは実に心地よいものです。忘れていた鎮守の森がありました。 (この続きを読む)

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