ムクドリ騒動顛末記
私の職場は街中にある学校ですが、8月半ばころからムクドリの大群が押し寄せ、近隣から何とかしてくれと連日お叱りを受けていた。爆竹をならしたりして、追い払おうとしたが、近くの木へ移るだけで効果がなかったようだ。困った教頭が何故か私の方を見ながら、何とかならないかという・・・。「私は鳥を愛でる方でして・・・」とは言ってみたものの気になるので、ムクドリの集合しそうな時間に様子を見た。
ムクドリは夕方6時前からだんだんと集まりだし、北側の電線に鈴なりとなる。面白いことにそれをチョウゲンボウがハンティングしている。周辺にはチョウゲンボウが4羽おり繁殖しているようなのだ。チョウゲンボウが襲うたびにムクドリは一斉に逃げ惑うが、一向に成功しない。6時20分ころになるとハンティングは終了らしく、このころからムクドリはいくつかの集団を形成しながら、周辺を飛びまわり、ねぐらに移動しようとする。ところがいつもの木の傍には怪しい人間がいるせいか、どうも近づき難いようだ。ムクドリは何度か近づくそぶりをみせるが、結局諦めて、近くの公園の木をねぐらにしたようだ。その後も夕方2,3日見張っていたら、ムクドリは来なくなった。苦情の電話はお礼の電話に変わった。めでたしめでたし・・・となるはずが、今度は公園の近所がうるさくなり、公園の方で爆竹を鳴らし始めた。ムクドリはまた学校に押し寄せてきた。
昨年暮れにサギが校内の木に集合し始めたため、コロニーにならないうちに、枝打ちをしたら来なくなったが、ムクドリにはどのような対策が有効なのだろう。周辺に影響のないねぐらが確保できれば申し分ないのだが、今のところ根本解決になるような妙案はなく、当分このイタチごっこが続きそうだ。<S>